人生を変えた本
こんにちは!ブログもお仕事、バイトの森です!
このところのブログは先輩からの圧も無く自由気ままに書かせてもらっていますが、
皆さんついてこれているでしょうか?
内容的には半分くらいは笑ってもらえるように書いているつもりですが、
1/3くらいは伝えたいSIAMSHADE的な感情もあります。
・・・この話分かるかな。。。
ジェネレーションギャップを恐れずボケていくスタイルは某Y先輩にもスルーされがちですが、
恐れず貫いていきたいと思います。
閑話休題。
私は小4の頃に担任に勧められてから読書を趣味としていて、これまでに何千冊かは本を読みました。
今回はその中で特に印象的なものをいくつかピックアップしたいと思います。
その1
二年間の休暇(十五少年漂流記) 福音館書店・・・担任に初めて勧められた本。
これが面白かったので読書にはまったジュール・ヴェルヌの冒険小説。
航海訓練中に遭難した15人の少年が力を合わせて無人島で2年間生活し、生還するまでのお話。
作者ジュール・ヴェルヌには世界観を同じにした作品があり、
海底二万海里、二年間の休暇、神秘の島には
有名なネモ船長が登場する。この3作品は趣向の違う冒険小説なので飽きずに楽しめます。
その2
ARIEL ソノラマ文庫・・・日本初のライトノベル作家と言われる笹本祐一のライトSF作品。
この作品を通してミリオタ度が大いに増しました。ラノベも読むようになった切欠の作品です。
内容・・・美形宇宙人が突然地球侵略宣言し地球侵攻を開始した。圧倒的科学技術力を誇る宇宙人の前に
地球人類は対抗することができ・・・るの?本当に??
マッドサイエンティスト岸田博士が密かに用意していた女性型巨大兵器「ARIEL」の活躍が今始まる!
ラブコメ、SF、コメディ、ギャグ、ミリタリーがぎゅっと詰まった傑作です!
その3
銀河英雄伝説 徳間ノベル・・・田中芳樹を世に知らしめたスペースオペラの傑作小説。
現在アニメリメイクも3期までされてます。今風な絵柄になって観やすいので是非。
内容・・・人類が地球を出たはるかな未来の話。
銀河に散らばった人類は銀河帝国と自由惑星同盟の2大勢力に分かれ150年ほど争っていた。
長きにわたる戦争で疲弊した両国にタイプの違う天才が同時期に出現した。
そして帝国側に生まれた天才により停滞していた人類の歴史が動く!
田中芳樹氏は思想強めな作品が多いですが、高校生の頃読んだこの作品に私も大いに影響されました。
今読んでも面白い。
その4
孫子 岩波文庫・・・戦略的思考を養うのに最高の教本。
歴史や戦略シミュレーション好きが高じて兵法書は洋の東西を問わず読み漁りましたが、
最初の1冊であるこの本を超えるものはありませんでした。
ビジネス書としても使われるこれだけを理解できただけでも有能な人になれること請け合い。
李衛公問対、呉子、尉繚子、ガリア戦記、戦略論(クラウゼヴィッツ、リデルハート)、補給戦も戦争ゲームするならお勧め。
名将の思考や思想は現代にも応用できるものが多いので、人生という戦場においても役に立つことが多く有用。
その5
老子・荘子 中央公論新社・・・東洋思想の一大勢力である老荘のまとめ解説本。
高校生の頃読んで大きな影響を受けました。西洋哲学ならニーチェかなと思うが、
やはり東洋人である日本人なら荘子を読めば人生が楽になると思っている。
「何のために生まれてきたか?」という問いは人生を費やすのに相応しい質問ではあるが、
考えるのが面倒であれば答えはここにある。
その6
選択の自由 講談社・・・M・フリードマンによる新自由主義の理念本。
現在日本はこのフリードマンらが提唱した新自由主義を実践していることになっているが、
フリードマンが危惧した不完全な経済政策の実施により
深刻な経済格差と社会不安が広がっていることが理解できる。
小泉~安倍~岸田政権の経済政策がなぜ失敗したのかはっきりと理解できるので
大人なら1度は読みたい本。特に財務省や経産省の役人は読むべき。竹中平蔵は許さん。
その7
中国の思想 左伝(春秋左氏伝)徳間文庫・・・中国の歴史書の一つ「春秋」を左丘明?
という謎人物が注釈したという曰くつきの本。(春秋戦国時代の春秋はここからとられた)
三国志の英雄関羽なども愛したこの左伝は歴史ものとして面白いだけでなく、
儒教的な価値観で書かれているので書かれた時代やそれを好んだ人物の道徳観が透けて見えます。
歴史書って面白いな!と初めて思ったのはこの本からですね。
因みに「三国志 横山光輝マンガ版」が最初に好きになった歴史ものではありますが、
三国志演義は正史ではないので歴史書とは言えません。あれはあくまで物語。
他には陳舜臣氏訳の十八史略も初心者にはお勧め。
とりあえず7つ挙げさせてもらいました。
人生を変えるというと大げさに聞こえますが、人格形成は経験や知識の積み重ねによって
行われますので、1冊の本が自分を作りかえる可能性を持っています。
変わるきっかけを探しているなら、新しい体験や新しい知見はとても手軽なきっかけです。
色々なことに挑戦すれば思わぬ自分の才能にも会えるかもしれません。
気付いていないだけでもしかしたら何かの分野の天才かもしれませんよ?
さぁ、本を読みましょう!自分の世界を広げましょう!
追記
なにかお勧めな本は?と聞く場合は具体的に読みたいジャンルやテーマを伝えると司書も答えやすくなります。
因みにですが「自己啓発本」ジャンルは読んではいけません。
人に言われてお手軽に自己改革はできません。自分で考えてこその自己啓発ですよ。